栄村の今

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明日で3月の震災から3ヶ月。テレビでは東北地方の今現在の様子を流しているが、同時期に大きな被害があった長野県栄村の状況は全国放送では伝え聞くことはほとんどない。
先日長野駅のコンコースで栄村の観光PRをしていたが、実際、どんな状況か気になり行ってみた。
 
栄村に入るちょっと前、野沢温泉村から徐行運転が必要な箇所があった。栄村に入るとところどころ道がボコボコになっていたが、通行に支障はなかった。
栄大橋だったかな、ここを通り過ぎてすぐ左手のほうには倒壊した家があった。だいぶ倒壊した住宅は片付けられたそうだ。
 
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山崩れの姿が生々しい。
 
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住宅や建物は危険度の判定された紙が張ってあり、結構要注意の紙が目立った。場所によるんだろうけど、要注意と言われたってすぐに直すことはできないよね。ちょっとでも大きな余震がくれば不安だろうなあと思った。
村内にある温泉の敷地内に仮設住宅が建てられていた。プレハブつくりなんでこれからの時期、暑いだろうな。
 
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地震の大きな傷跡がたくさん残っているけれど、田植えは始まっていた。場所によっては地割れで今年は耕作できないところもあるらしい。静かでおもむきのある栄村。どうしようもなく村を離れる人が出てきている。
いろんな場所を回ってみて思ったことは、こういう災害があって今、たいへんな思いをしている人がいることを忘れないということが大切なことかということ。あのガソリン不足の騒ぎも終わってしまえば遠い記憶。
 
復興は進んでいること。すてきな温泉があるところだということを機会があればいろんな人に伝えることも私にできることかな。